11/12 ミヒャエル・エンデ

今日は11月12日が誕生日のミヒャエル・エンデについて書かせていただきます。
ミヒャエル・エンデは1929年11月12日にドイツ・バイエルン州に生まれた児童文学作家です。
映画「ネバーエンディングストーリー」の原作「はてしない物語」や「モモ」を小学校の図書館で読んだことのある方も多いのではないでしょうか?
ハードカバーのそれは、子どもながらに特別な感じのする本でした。
そのうちの1冊、「モモ」は大人になってから読んでも心に響くものがあります。
主人公は人の話を聴くのがとても上手なモモ。彼女と話すととびきりのアイディアが浮かぶ不思議な少女です。
ある日、時間に何よりも価値があると考える「灰色の男たち」が現れ、回りの大人たちに「時間貯蓄銀行」に時間を貯金すれば、利子をつけて支払うと言うのです。
大人たちはすっかりその話に騙されて、時間を盗まれてしまいます。
今まではモモとたくさんの話をしていた人たちも、時間を盗まれたせいで時間に追われ、怒りっぽくなっていきます。
最後には時間の国の住人「マイスター・ホラ」と30分先の未来が見える亀「カシオペイア」の力を借り、モモはみんなの時間を開放します。
そして、穏やかな生活が戻ってくるのです。
この本の日本刊行は1976年。
ネタばれになってしまうのでかなり内容は省略しましたが、この本を読むと、今も昔も大人は時間に追われていることに気づきます。
児童書ですが大人にも響く内容です。特に現代は激しい情報の流れに飲まれ、時間もとてつもなく早く感じます。
気づかぬ間に、私たちも灰色の男たちに時間を盗まれているかもしれません。