3/1 芥川龍之介

今日3月1日が誕生日の芥川龍之介について書かせていただきます。
芥川龍之介は、1892年3月1日に東京都で生まれました。
黒澤明監督によって映画化された「羅生門」はみなさんご存じの有名な作品ではないでしょうか。
でも「羅生門」より記憶に強く残っている作品があります。それは「鼻」です。
小学生の頃、進研ゼミか何かの付録の冊子に掲載されていたもので、毎月違う読み物が付いてくるので、寝る前によく読んでいました。
その中の1冊、芥川龍之介の「鼻」の表紙を見た時、「いったい何の話なんだ?」ととても不思議に思った記憶があります。
内容は…鼻が顎くらいまで大きく垂れている和尚さん。とても邪魔でなんとか治す方法がないかと試行錯誤してたどり着いたのが、鼻を茹でて、踏んで小さくするというもの。
小説とはいえ、子ども心に鼻を茹でて踏んづけるというところにとても衝撃を受けました。そんな方法で小さくなるのか?
結果、鼻が小さくなって和尚さんは喜びますが、その小さくなった鼻を見て周りの人々が嘲笑していることに気づきます。
せっかく鼻が小さくなったのに悩みがつきません。
最終的には鼻は元通りの大きさに戻り、和尚さんはもう誰にも笑われないと晴れ晴れとした気持ちになるというお話です。
子どもの時には鼻を小さくする方法に衝撃を受けましたが、大人になって考えると中々な内容です。
日本昔話風に描いていますが、人の内面を描いた残酷な内容で、意味芥川龍之介らしいと思ったのでした。